コンプリートガチャに正式な司法判断が下される

既に各方面から報道されて問題視されてきたコンプリートガチャコンプガチャ
について司法としての正式な判断が下された事を新聞各紙が伝えている。

特定のコンテンツを大金をかけて全て集めなければ次に進めないといった内容は
個人的にはゲームという領域を超えて賭博にさえ感じていただけに、消費者庁
今回下した判断にはグッジョブと言いたい。

また、本件を単なるパブリックコメントに留めただけでなく、景品表示法の中に
明記したことも正しい判断だと言えよう。

ただ、今回コンプガチャが規制対象になったからといって類似のサービスが全く
無くなるかと言えば、恐らく答えは「NO」だろう。
今回の規制の目を掻い潜るかのような新しいサービスをつくり、コンプガチャ
得られたであろう売上(利益)を取り返しに来るだろうと個人的には見ている。

一つひとつのコンテンツは数百円と小さな金額だが、射幸心を煽って課金を煽り、
気付けば莫大な請求金額になってユーザーを「湯の中の蛙」にするようなシステムは
健全なゲームとは言えないだろう。

新しいエコシステムとして「課金アイテム」という考え方自体を否定するつもり
は無いが、作る側は売上ありきではなく「遊んでもらう側の立場」を考えた
コンテンツ作りに努めて欲しいと切に願う。

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ソース:
消費者庁コンプガチャは景表法違反との正式見解発表。7月1日以降は罰則対象に(消費者庁による公式コメントを追記)
http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20120518018/

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